10月 運動会シーズンの怪我(指の捻挫)

コロナ禍の中で、運動会の様式も変わりましたが、

何とか中止にならずに開催されます(*^^*)

 

この時期、生徒たちは一生懸命練習を頑張っていますね!

しかしケガをしてしまい、来院されるお子さんが毎年何人かおられます(T_T)

その中で最近来られた「指の捻挫」の症例をご紹介します。

 

 

●指の捻挫●

【負傷原因】

走っていて転倒、手をついた際、右第2・3指を負傷する。

【部位・症状】

右第2・3指MP関節部(指の付け根の関節)

患部の腫れ・関節橈側部(親指側)の圧痛

屈曲伸展(曲げ伸ばし)で痛み

特に屈曲時(曲げた時)に痛み増強。

【所見・施術】

患部の圧痛・関節周囲の痛みなどをみて、骨折はしていないと判断。

客観的にみるため、超音波画像観察装置で確認。

画像上に異常はなく、固定を選択。

↓写真は包帯を巻く前の状態。

第2・3指を同時に固定を考えたが、第2指に痛みが出たため

第2指はフリーにして、第4指を添え木として固定。

添え木は、患部の安定性が増すのでとても重要

【経過】

負傷後2日目、手掌に内出血痕が見られる。

↑実際にケガをしたところから重力で移動します。

 びっくりしなくても大丈夫!

1週間後、痛みは軽減。

2週間、プライトン(二枚目写真)と包帯で固定をしてもらい、

その後サポーターで観察中。

【考察】

大事な試合に間に合うことと、部活の早期復帰を念頭に置き

患者様に納得してもらい、2週間以上固定。

↑組織の修復には2週間以上かかると思っておいてください。

経過も良く、今後復帰予定。

たかが捻挫と軽く考えず、早期に固定することが重要。

まずは患部をしっかり確認して、さらに画像で確認することが有効と考える。

 

 


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